編集室

東京慈恵会医科大学雑誌 投稿の手引き

2014/06/02更新

  1.  原稿
    1) 原稿は、表紙、英文抄録、その和訳、本文、文献、図、表、付図説明文一覧の順にそれぞれページを変えて整える。これらすべてを3部用意する。
  2. 表題
    1) 略語を使用しない。
    2) 「…に関する研究」「…についての一考察」といった表現の使用を避け、研究内容を簡潔に表現する。
    3) 25文字以内の簡略表題を日本語で付与する。その際も 2) と同様であり、表題よりも簡潔に表記する。
  3. 本文
    1) 略語を使用する際に、初出で正式名 (フルスペル・アウト) を記し、その後に ( ) に略語を表記する。
    2) 一人称の使用を避ける。
    3) 本文で文献を引用する際は「山田は1) …」「…という概念が提唱されている3) 12).」のように記載する。また、欧文著者名のスペルや引用文献番号が文献リストに対応しているかどうか注意する。
    4) 数字は原則としてアラビア数字を用いる。
    5) 副詞、代名詞、接続詞などはひらがなで表記する。(例) すでに、いまだ、ために、それ、これ、および、ならびに、あるいは、または、など、すべて
    6) 送りがなは論文中で統一する。
    7) 英単語は、できる限り行の終わりで二分しない。やむを得ず語の途中で切る際は、その単語の音節で区切り、ハイフンをつける。
    8) 使用した薬品、動物、器具などの後にそのメーカー名とその所在都市名を ( ) をして明記する。
  4. 文献
    投稿規程を参照のこと

  5. 1) 図および写真は本文の記述の順に従って Fig.1, Fig.2…と番号をつける。
    2) 図はそのまま印刷できる白黒の明瞭なものを作成し、原則としてA4版用紙に1点ずつ印刷する。
    3) 文字、数字、記号などは、印刷の際に縮小しても十分判読できるように全体のバランスを整える。
    4) 電子顕微鏡写真にはスケールを写真の中に示すこと。
    5) 写真の中に説明文は記載しない。
    6) 白黒掲載の写真はモノクロ写真を用意する。
    7) カラー写真は色彩が鮮明で良質なものであること。
    8) 症例データを使用する際、患者の氏名やイニシャルは使用せず、ヒトの写真を使用する際は、対象が誰であるかわからないように十分注意する。
    9) すでに発表された図を使用する際は、あらかじめ原著者の転載許可をとること。また引用文献に掲げ、該当する図の箇所で引用であることをかわるよう記載する。

  6. 1) 表は順に Table 1、Table 2…と表記し、原則としてA4版用紙に1点ずつ印刷する。
    2) 内容を的確に表現する十分な説明文 (もしくはタイトル) を表の上欄外に記す。
    3) 表中に使用した略語、検定の有意差などは表の下欄外に一覧する。
    4) 数値の単位を明記する。
    5) 症例データを使用する際は、患者の氏名やイニシャルは使用しない。
  7. 付図説明
    1) 付図説明文は番号順に一覧する。
    2) 記号、文字などを使用している際は、それぞれを明確に説明する。
    3) 光学顕微鏡写真には染色法を記す。
    4) 写真の所見、図の内容を的確に表現するような十分な説明文を作成する。
  8. キーワードの付与
    「Medical Subject Headings」を参考に5語程度付与する。この際、「対象部位」、「対象生物」、「疾患」、「化学物質と薬物」、「分析、診断、治療の方法や技術」をいった視点から、論文内容にふさわしいキーワードを多面的に選択するとよい。表題および英文抄録からも選定してよい。

論文の書き方に関しては、Recommendations for the Conduct, Reporting, Editing, and Publication of Scholarly work in Medical Journals をも参照されたい。